旅写真セレクション 東日本編

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    さて…
    絵描きのくせに壮大な旅日記に長ーい時間費やしましたよ…
    ようやく旅日記も終わってしばらく長いバイク旅はオフシーズンに入ります。
    そしてまた長い時間ウズウズと情熱を溜めてまたどこかに走りたいなと思うこの頃です。
    まぁしばらくは電車旅かな。

    何となくついでにこれまでの旅を振り返りつつ写真を貼って行こうと思う。
    思い出深い場所、また見たい景色、忘れられない景色、危なっかしくて二度と行きたくないけどまた行きたい景色…など。
    特に僕の胸に強烈に残っているものだけ厳選しました。


    日本三大夜景 函館山(北海道)





    雪灯りの道 小樽運河 (北海道)



    光のページェント 仙台 (宮城)



    蔵王 −16℃の樹氷 (山形)



    銀山温泉 (山形)



    東京タワー

    東京駅


    科学博物館 (東京)


    表参道(東京)


    鋸山(千葉)


    アイリンクタワー市川(千葉)


    木更津中の島大橋の夕日(千葉)


    京葉工業地帯(千葉)


    長浦の名もなき空き地からの景色(千葉)



    長瀞 紅葉ライトアップ(埼玉)


    長瀞ライン下り(埼玉)



    赤れんが倉庫(神奈川)


    大桟橋(神奈川)


    夜光(神奈川)


    京浜工業地帯(神奈川)


    東扇島公園(神奈川)


    阿寺渓谷(長野)


    高見石(長野) 遭難して崖から落ちて真っ暗の中生還できたので忘れられないという意味では一位…



    富士山(山梨・静岡)



    シーラカンスの剥製 深海水族館(静岡)


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    星峠 (新潟)

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    新潟の2つはデータがなくなったので携帯の写真ですが
    美人林 (新潟)



    北アルプス(富山)


    立山連峰(富山)





    白米千枚田(石川)



    新穂高岳(岐阜)



    19号線のどこかの山(愛知)



    四日市工業地帯(三重)


    なばなの里(三重)

    とりあえず北海道から東海まで。
    古いコンデジ時代のが写真が多いですね
    残念ながら青森、岩手、秋田はデジカメがない時代だったので写真が残ってないのです…

    またいつか気まぐれに西日本編アップしようかと思います。

    それにしても巡ってるねぇ…
    西日本もかなり多そうだ。

    九州縦断の旅ファイナル 雄川の滝〜佐多岬編!!

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       この日記は八月末の九州縦断の旅の最終回になります。

      朝。
      根占の公園で目を覚まし、台風接近による強風にバタバタと煽られたフライトシートを畳むのに苦戦を強いられる。
      足はどうやら多少は歩けるくらいに回復した様子。
      ここ南大隈町は何もかもが初めての土地だ。
      僕の探究心をゲップが出るくらい満たしてくれることを期待する。

      「天然温泉」という看板を掲げているのにその湯に浸かることなく過ごしてしまった施設を通り過ぎる。
      何だか作法を無視した無礼者のような気分になる…
      10代の頃、牛丼屋で卵掛けご飯だけ食って出たあの時のような感覚。
      バイクに火を入れて300mも走り出せば「んなこたぁどーでもいいんだよ」ってなるんですけども。

      セブンイレブンのコーヒーが寝起きの体に染み渡る…

      南大隈町の中心街を流れる雄川渓谷の上流を目指して走る。
      途中から田園の緑の眩しい田舎道を通り、完全に山道へと入って行く。
      雄川渓谷上流へと続く道は実は乗用車は通行禁止で軽自動車までしか侵入できない。
      それくらい狭いわけだがバイクならどうということはない。
      電波塔を横切って「おいおいホントに道合ってるのかコレ」と不安に思い始める辺りで駐車場にぶつかる。
      駐車場には早朝だというのに軽自動車が止まってた。

      さぁここからは徒歩でちょいと歩かなきゃならない。
      とはいえ気持ちいい山道だ。
      杉林を越えて竹林を越えてゆるやかなアップダウンを少しばかり経て中流に差し掛かる。
      すると早朝から泳いでるご機嫌な中学生達や高校生が。
      まだ七時すぎだというのに元気なもんだなと関心した。
      何やらものすごくきれいな川のようだ…期待に胸がふくらむ。
      やがて滝見橋という大きなループ橋に辿り着く。
      橋をくぐれば…雄川渓谷上流だ!!!

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      度肝を抜かれた…
      想像を越えてものすごい透明感のあるエメラルドブルーの水…
      川底は粒子の細かいきれいな白砂なので川と砂の岸との境目がわかりにくいくらいだ!
      ほんとものすごい清流…なんじゃこりゃあああああ!!!!
      先日の菊池…いつぞやの長野の阿寺にも負けない青さ…水の美しさ…
      規模こそ小さいものの、透明感ならば僕が今まで見た水の中でも随一だ。

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      足の怪我も忘れて遊歩道をいそいそと走る。
      目の前に出て来たお目当ての雄川の滝は…………

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      マジたまらん!!!!!!
      なんぞこれ、なんぞこれええええ!!!!

      大地の末端をえぐった荒々しい岩があらわになっているかっこええ魅力的な姿!!!
      滝の壁面は幾何学模様の節理と壁面の伏流水が独特ですこぶる美しい…!!!!
      日によってはものすごく吹き出してる日もあるそうな。
      僕が見た日はそんなに多くはないのだろう。
      しかし本当に美しくて見た事がないタイプの滝だった。
      落差46m。
      滝の上流に発電所があるらしく取水口になっているそうで水量は少ない滝だ。

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      コバルトブルーに輝く水面だけでなんぼでも見てられる美しさだ!!!

      巨大なゴツゴツの岩場を越えて滝壺へ突っ込んでく。
      もうこの時点で荷物やらズボンやらシャツをテイクオフしてしまってる松倉さん…
      濡れようがおかまいなしでざぶざぶと突き進む。
      何せこちとら長旅なもんで着替えにゃ困らんくらい服はあるのだから。
      水がむちゃんこ冷たい!
      滝壺はそんなに深くなくてだいたい僕の胸までつかるくらいだ。

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      こんなに浸かってまで撮る必要が何故にあるのかというと…
      ただ一つの問題があるからだ…
      ただ…ただひとつ…ここは朝に訪れるとどうしても逆光になってしまうのだ!!!!
      岸壁で太陽を隠して撮影するには奥まで突っ込んでくしかないのである。

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      最大のミスだった…というより予想だにしてなかった…
      これが逆光でなく順光だったならどんなにきれいに撮影できたろう…
      悔しくてたまらんかった……
      ホントは写真の何倍も何倍も美しいのだ。
      青も透明感でいっぱいで岸壁ももっと美しい色なのに…
      日陰や逆光ギラギラの中では僕の技術ではキレイに撮れない…
      画像検索しても皆さん苦労されているようだ…
      ここには3時くらいに来るのがベストっぽい。

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      実際にホントこんな写真の何十倍と美しいんですよ…。

      しばらくすると家族連れがやってきた。
      胸までつかって撮影してる僕を奇妙なヤツだとさぞ思ったと思うのだが、お父さんはそんな僕を見て何と浸かりだした。
      浸かりたくもなるよね…どうにかきれいに撮りたくなるよね…
      どうにもうまく撮れないようでお父さんは諦めて岸へ上がってった。
      僕はというとどうにかこうにか粘ってた…

      大雨の後や上にある九州電力のダムの放水時はこの穏やかな滝もものすごい瀑量になる。
      その時には本当に最高の姿なのだという…。
      確かに今はちょろちょろだ…
      伏流水も多い時は白糸のように美しく吹き出しているという。
      今でもこんなに美しいというのにさらに美しいとなると…たまらんだろう…
      僕が見た雄川の滝でもう充分にマイ滝ベストランキングの上位にランクインしているというのに…

      九州の東部で見たいものはもうかなり見て来たと思ってた。
      心残りだったリベンジも果たせたし、しばらく九州東部をバイクで回る事もないだろう…そう思ってた。
      次は産業遺跡を巡ろうかなんて思ってたのだが…
      ここにきて大きな大きな未練ができてしまった。
      いつか瀑量の多い時、順光の時を狙ってこの滝を撮ってみせる…と心に決めた。


      そんな時、途中で女子大生らしき一行が現れた…
      こんな早朝に!!!
      ヤバい…何を隠そう僕はズボンをテイクオフしている状態である。
      浸かってりゃバレやしないぜ!!なんて思ってたんだが…

      「ダムの放水がありますので川に入らないでください」

      とのまさかのアナウンスが!!!
      全く予期せぬ状況に!!
      運悪くちょうど滝壺にいた僕…
      しかし出たらパンツで川遊びしてるオッサンの変態の誹りを受けること間違い無し…
      出るに出れない状態で首から頭だけ出した状態で滝壺から少しずつ離れる。
      カメラは三脚で濡れないように水面からひょっこり。
      ただでさえ怪しい姿だが仕方あるまい…

      イメージとしては水面をのんびり泳ぐヌートリアのごとく余裕綽々ぶっているのだが…
      実際は冷たい水でキンキンに冷やされつつ出るに出られぬアリ地獄なわけで…
      幸いな事に女子大生らしきパーティはわりと淡白で記念撮影して帰った。
      これは脱出チャンス!!!!
      ザバッと勢いよく立ち上がって滝壺から離れようとした時…

      ………放水が始まる。

      ぬおおおおおお!!!!

      カメラだけは濡らすまいと庇いながら走る。
      が、白砂に足を取られてなかなか進まない。
      背中にズドドドドドという轟音を感じながらの脱出だった……
      マジで怖かった。

      これはシャッターチャンス!!と振り返った時には放水は終わってた…
      どうやらちょっとした小規模放水だったようだ…
      次は水着を持って順光の時間にこよう…

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      駐車場に戻ると驚いた事にボルボやらワゴンが停まってるではないか。
      あの幅を走ってくるとは…たいしたもんだ。
      みんな鹿児島ナンバーだったので地元の人だろうか?
      水着に着替えて川遊びをするようだ。

      そして雄川渓谷を去る。
      規模こそ小さいものの滝壺のある場所は大きく本当に素晴らしい場所だった…
      佐多街道へ舞い戻って岬を目指す。
      17時には志布志港へ行かなくてはならないのでそんなにのんびりはしてられない。
      にも関わらず昨日のリベンジがしたくて西原展望台へ。

      また7キロの山道を走るのは骨が折れた…
      なんせアメリカンバイクなので峠にゃ強くないのだ。
      展望台はやはり台風が来てるんでとんでもねぇ風でした。
      しかしながら何とも美しい景色が広がっておりました。

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      ものすごい風の中、ベンチには老夫婦が。
      奥さんが外国人の旦那さんを膝枕してのんびりしてたのが何だかすごく絵になって印象的だった。
      風に煽られて昨日の鐘が鳴り響いているのがなんともマッチしていた。

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      絶景かな…。

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      午後二時まで晴れとの予報は間違ってなかった!!!
      最終日にしてこの幸運!!!
      雲がちょっとばかり多いけれど台風めっちゃ空気読んでる。
      最初の二日間は大雨にやられたが大気もいキレイになって結果的には天候に恵まれた旅だった。
      山を下って再び佐多街道に合流し、ひたすら南下し続けて鹿児島のハサミの先を目指す。
      美しい海沿いの道はホント飽きがこない。

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      佐多エリアに着く。岬まであと20キロといったとこか。
      なんと料金所が潰れていて入場無料になっているじゃないか。
      悲しいけれどこの岬も観光地としてはかなり廃れてきている様子…
      有名な廃墟なんかもあるそうで非常に気になるのだが時間も押しているので先を急ぐ。
      ぐるぐると峠を走ってようやく見えたこの看板!!!!

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      日本本土最南端!!!!
      正直なところ本土とか内地とかいう言い方は実はあんまり好きじゃないんだけども。
      離島なんて淋しい言葉使わないで全部ひっくるめてジャパン、日イヅル国でいいだろって思ってるんですけどね。
      でもこの看板の文字と愛車を一緒に撮影したこの時ばかりは本土最南端の響きが嬉しくて誇らしく感じました。
      とうとう九州を最北から最南端まで縦断達成だあああああああああ!!!!!!
      何だか男としてちょいとばかり成長できたような…そんな気がした。

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      本土最南の電話ボックス。
      灯台をイメージしているようだ。めっちゃかわいい。
      誰か大切な人に電話してね!と書いてたのだがドアが固くて開かなかった。
      ハローこちら佐多岬。

      でーっかいガジュマルの木。
      キジムナーが住んでそうだ。
      マジででかい。

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      トンネルを越えて灯台の見える展望台までちょっとハイキング。
      神社に参拝してみたり。
      開聞岳を眺められる場所を探してみたり。

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      うっすら見えるこの開聞岳の美しさ……
      薩摩半島南端にあるこの美しい山は見事な円錐型をしていて別名、薩摩富士ともいう。
      南薩火山群の中でもぶっちぎり美しい山だと思う。
      標高924mと低山ではあるが海抜0m付近からの登山なので実際に登るともうちょい高いそうだ。
      日本百名山にも選ばれていているが、中でも例外的に低い山だ。
      百名山の基準は1500m以上なのだが選出されたのは例外的な美しさってことでなんだろう。
      独立峰なので頂上からは360度の展望が見られる。
      南西部は海に面していて最高の景色だそうな…

      太平洋戦争時代に知覧の特攻基地から飛び立つ戦闘機はまずこの開聞岳に進路を取ったそうだ…
      富士山にも似たこの山に故郷や家族、恋人への別れを告げて南方へ向った…
      つまり彼らにとっては最後に見る日本の景色だったわけで…
      このことを知ってからずっといつかこの山を日本人として見たいと思っていた。
      とはいえ指宿は遠く、なかなかいけなかったのだが海を挟んでこうして眺める事ができるとは…

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      彼らがしたためた手紙や辞世の句は本当に涙無しでは見られない…
      残った写真にはみんな笑顔で写ってて…どんな想いだったのかと…
      大切な人のために国のためにと信じて散ってった彼らの目には現代の日本はさてどんな風に写るんだろうか?
      英霊達が命をかけて守りたかった日本という国に住む人間としてちゃんと顔向けできてるんだろか…なんて思うのだ。
      ずっと長い間、愛国心って言葉にしにくい時代になってたなと思う。
      実際に心で思うばかりで言葉にはしてこなかった。

      それには僕らではどうすることもできないよな圧力とかもあったと思う。
      漢字も変えられたし、字の読む方向も矯正されたり。
      教科書には大東亜戦争で日本が植民地支配から解放させ文明開化をもたらした多くの国への功績については一切書かれてない。
      ねじ曲がった歴史観を植え付けられている。
      僕はこれがとても悔しくて…彼らに申し訳なく思う…。
      あ、もちろん戦争を肯定してるんわけでないですよ。
      すんごい反対です。

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      もっと僕らはこの言葉を堂々と大切にしていいんじゃないかと僕は思う。
      自分の育った国を好きになって何が悪いのかと思うんだが…。
      日本大好きー!から始めたらいいんでないかなと…。
      こんなステキな国はないって僕は思うんだけどね。
      僕は自慢したいよ。
      平和だし四季があって美しい場所いっぱいだよ。
      そんなわけで僕は超微力ながら日本の素敵な風景を写真に撮ったり描いたりで文化的な交流で色んな人に日本すげぇいいだろって発信していきたいと思ってたりするんです。

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      そんなこと考えながら開聞岳を見ているとぼろぼろ泣けてくる。
      どうかこれからの日本を温かく見守ってくださいと祈る…。

      そんな時に日本人の観光客から写真を頼まれる。
      ここで撮ってもらおうぜ!!とはしゃいでおる。

      客「take photo?」
      客「please」

      僕「……」

      ……いや、日本人ですけども…。
      たった今、ものっそいそれを誇りに感じてたんですけども……

      日に焼けてるので今回はどこの国の方に変換されてたんでしょね…

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      気を取り直して佐多岬の灯台の見える展望台へ。

      こちらは中を見学することのできない。
      超灯台らしい灯台って感じだ。
      すげーたくさんの船に航路を示して来たんでしょうね。
      岸壁の上に佇む白い円筒形…
      何だかめちゃくちゃかっこええお姿です。

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      やっぱロマンですね。
      ロマンの塊。
      かっけーーーー!!!!
      まさにここが縦断ゴール地点にふさわしい。
      本当に素晴らしい旅だった……得たものは本当に大きい。
      おかげで黒っ焦げで目はクマだらけで足がいよいよまともに歩けなくなってしまったけど。

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      さてここからは旅の終了式といえる帰路へ続く旅路だ。
      岬から佐多街道を引き返し、最後に展望台にちょくちょく寄りつつ先を急ぐ。
      名残惜しさでいっぱいになりながら鹿屋に辿り着いて志布志へと急ぐ。
      九州最後の目的地、「志布志市志布志町志布志港」。
      しぶしぶしぶし…

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      途中の道の駅で撮影。
      前回も撮影したけどこのオブジェ、いったいどんな意味があるのだろう??
      いや、かっこいいんやけども。
      対決してるよにしか見えん。

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      でもこのメタル感たまらん。

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      子供おおはしゃぎ。

      一車線の220号は大渋滞で出航にあわや間にあわんかという追い込まれっぷりを最後に披露。
      事故だからしゃーないんだけども…こういう時動脈道路が一車線ってのは何とも困るもんだね。

      いよいよ台風が真近くまで接近してきたようで急激にどんより曇って雨が降り出して来た。
      出航はするようなので問題なく乗船。
      いつも南港で眺めてたこのフェリーに乗る日がいよいよ来たか…

      阪九と比べるといささか…いやけっこう…かなり見劣りするが長い歴史を重ねてきたからだろう。
      共同部屋の雑魚寝でさらにお高いんだが…何せ鹿児島から大阪まで行ってくれるのは何ともありがたい。
      航路と距離に関してはとても魅力的だ。

      バイク乗り場には色んなナンバーのバイカーでいっぱいだ。
      大阪着いても名古屋や横浜まで帰らなきゃだよー…とボヤいてた。
      それはマジでしんどいだろうな…
      もう僕もヘトヘトだった。

      船は志布志を発って四国の南部を進んで和歌山から北へ進路を取って南港を目指す。
      展望デッキは360°展望ではなくて片側しか見えない。
      デッキで夕日を眺めながら鹿児島へ、九州へ別れを告げる。
      別れの言葉はすこぶる長い…

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      前回は南大隈、佐多岬を除いて由布院を足したほぼ同じようなルートを辿った上に桜島、霧島やえびの高原、湧水町、そして福岡まで引き返し、角島にカルストまで行って広島に。
      さらにしまなみ街道をチャリで愛媛まで漕ぎ、さらに岡山から小豆島を数周して神戸→家というとんでもないコースだった。
      あの頃の体力は今はない…
      とはいえ前回はビジネスホテル使ってたから楽だったんだけど。

      しかし宿代に関して言えば今回は7000円かかってないのだから驚きだ。
      テント泊で早朝行動できることでより多くの感動にも出会えたし、夜は遅くまで行動できた。
      内容の本当に濃い日々だった…
      思い出して噛み締めながら小さくなってく九州を眺めてるとこみ上げてくるもんがある…
      台風の風と小雨でデッキは荒れてたけど夕日が落ちるまではここにいたかった。

      夕日が沈んでいよいよ雷雨が九州を覆い始めた。
      船は台風から少し南に外れているのでずーっと眺めていられた。
      何故だか中に入ろうと思えなくて。
      辺りが暗くなった時に何となく目についた場所があった。

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      あれは…都井岬じゃないのか…?
      高い丘が見える…あれは馬がいた馬糞丘ではなかろうか…?
      そんな時にチカッと光った上下の2つの灯台…
      間違いなく都井岬だ!!!

      ぶわっと涙が吹き出してきた。
      こみ上げてこみ上げてもう無理だった。
      最後になんて粋な計らいをしてくれるんだろう…
      ありがとうありがとうと何回も言うしかないじゃないか…
      あぁなんて愛しいのだろうか…
      さよなら九州…本当に大好きでたまらなく大好きだ…
      やがて山の稜線だけしか見えなくなり…それさえもわからなくなる…
      でも灯台の光だけは四国に入ってもずっとチカチカと見える…。
      見送ってくれている気がして…見えなくなるまで数時間ずっとそこにいた。
      またおいでと言ってくれてるんだと思い込んでおいた。
      そしたらまた来れる気がするので…。

      またね、九州。
      必ずきっと。
      バイバイ。

      橋を通過するイベントもないので今日はおもっきし寝てやるぞと思ってたんだが赤ちゃんと同室だった…
      赤ちゃんは泣くのがお仕事なので仕方ない。
      それよりは某大学のテコンドー部の超団体が超うるせぇ…。


      レストランのバイキングがお高いのでスルー。
      営業時間終了間際のバイキングはいらねぇぜ。
      チンするホットスナックの自販機が今宵のメニューだ。

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      食ったら部屋に行って荷物整理。
      デッキにでてしばし雷を眺めて風呂へ。
      風呂はまぁまぁ広くてよかった。
      テコンドー部うるせぇ。

      同じ部屋の家族連れやおばちゃん達としばし談笑して、退屈そにしてた男の子と船内探検隊を結成して遊んだり。
      そして就寝。
      テコンドー部うるせぇ。

      ーーーーーーー。

      朝5時。

      みんなを起こさないようにそーっと船室を出てデッキへ。
      もちろん目的は朝日だ。
      台風はどこへ行ったやら…なんとも爽やかな朝だ。

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      椅子に腰掛けて日が昇りきるまでずっと眺めてた。
      船の上ならどこでみる朝日もきっと最高だ。

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      もうここは九州ではない…ないんだけど日本の領海であり和歌山県沖だ。
      だから淋しくなんてないぜ…。

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      朝ご飯は600円のバイキング。
      まぁうまかった。
      窓側の席に食材たっぷり乗せたお盆を置いてたのに老夫婦がきて勝手にお盆を違う席に動かされて席取られた。
      このクソジジイ…と頭に来たが我慢。

      動かされた席の後ろは…
      テコンドー部うるせぇ。

      昨夜遊んだちびっ子にガチャポンをプレゼントし、船を降りてバイカー達に別れを告げる。
      南港から家路へバイクを走らせる。
      それにしても大阪の道はやはり気がめいる…


      こうして僕の九州縦断+山口がちょこっとの長い長い道のりの旅は幕を閉じた。
      足の怪我は旅から帰って籠ってたら治った。

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      走行距離はだいたいこんな感じ。
      年食って振り返った時、輝かしい若かりし頃の旅の軌跡になるのだろうなぁ。
      そんな旅だったと確信している。
      30代の青春を語るのにはずせない時間でございました。


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      ふうぅ…

      長かったこの旅の日記もとうとうおしまい…。
      いやはや長文でしたホント。
      読んでくださった皆さんホントにありがとうございました!!!


      そして次は四国か北海道に行きたいと企てているのでした…


      おしまい!!!!!!

      九州縦断の旅+α 大観峰〜草千里、米塚!!

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         この記事は阿蘇滞在1日目の正午あたりからの日記でございます。

        菊池渓谷を後ろにして再びミルクロードを走る。
        空がとんでもなくクリアだ…期待に胸が高鳴ってついつい先を急いでしまう。
        途中、兜山展望台のもう少し向こうに大きな駐車スペースがあるので寄り道してみる。
        ここにお土産屋さんを作るみたいだ。
        めちゃくちゃいい場所なので期待せずにはいられない。

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        おばちゃんが軽トラで焼きもろこしを売っていたのでお買い上げ。
        あつあつのモロコシをかじりながら見るこの最高の展望…
        思わず声に出てしまう。最高だ。
        阿蘇を食うぜ!!!!

        正午に近づくに連れてどんどん空が青く、遠くの景色もクリアになってくる。
        大観峰はバイカーと観光客で溢れ返っていた。
        バイクは売店前まで乗ってていいのが何ともありがたい。
        皆おのおのの自慢の愛車と大観峰の景色を眺めて幸せそうにソフトクリームやフランクを齧ってた。
        バイクを降りて荷物を下ろして電波塔?のある高台の丘へと登る。

        もう確信めいていた。
        今日この日、この時間はめったに見れない最高のコンディションであるということを。
        三日降り続いた大雨が大気中の黄砂やPM2.5を落としていて霞も出ていない。
        桁違いにきれいなのだ。
        こんなに阿蘇五岳がはっきりとくっきりと見えたことなんて今までなかった。

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        展望台の頂から見た景色がこれだ…
        青い…青いぞ!!!!

        惜しむのは僕の撮影技術のなさ。
        ホントは何倍も何倍も美しいのだ。
        晴天の日に見るモニターと家で見る写真のギャップがホント難しい。

        今まで見た景色の中でもトップクラスに壮大で大きくて最高にしびれた…
        見晴しの広さならぶっちぎり随一だろう。
        田んぼがどこまでも広がっていて五岳に囲まれたのどかな阿蘇の町…
        どこまでも大きい…

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        この短い草の山々…阿蘇の最大の特徴だと思う。

        思わずぽろぽろ涙がこみ上げる。
        今まで大観峰でこんなに感動したことはなかった。
        回数だけで言うなら10回はここに登っているのにまるで初めて見たような…それほどのコンディション。
        泣きながら景色を見ていたら心配された方が何人か「大丈夫?」と声をかけてきた。
        すこぶる大丈夫なんです。
        むしろ最高なんですよ。

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        展望台の奥、大観峰と大きく書かれた石碑の後ろから先は整備されていない草原の崖になっている。
        だが実はココ、かなり奥まで行けるのだ。
        あんま誰も知らないのだが誰でも普通に行ける。
        若干傾斜がきついので行く人は少ないんだけど。
        蜂も多いし雨の次の日はぬかるんでるので見たところ貸しきりだった。

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        こみ上げる感動を我慢できず「うっおおおおおおおおお!!!!」と叫びながらダッシュで崖へと飛んだ。
        そのまま坂を下って草の中に飛び込み撮影ポイントに突っ込む。
        怪我も忘れてものすごい勢いで飛び回り走ってた。

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        先ほどより五岳と町がぐっと近づいて見えた。
        ズームレンズで見ればいいなんて野暮なのだ。
        肉眼で見てこその最高の景色。

        阿蘇の草原の丘や崖はいたるところに存在していて、実は最高の撮影スポットがあったりする。
        ただ道でもなんでもない草ぼーぼーの中を進むので地元の人しかあまり知らないのだ。
        ラピュタの高台もそうだし、前回Nさんに教えてもらって行ってプロカメラマンさんと水田を撮影した場所もそう。
        ただ知らない人から見れば奇行以外のなんでもない。

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        バカみたいにはしゃいで写真を撮っていると何やら上が騒がしい。
        そして何人かの人が崖に降りようとしているのが草の間から見えた。
        場所を譲ってあげようと思って来た道を戻ると…

        「無事だー!!生きてる!!!!!」

        と叫ぶお兄さん、そして職員さん?と思わしき人。
        大騒ぎの展望台。
        ?????の僕。

        そう、何と僕は崖から身投げをしたと勘違いされてしまっていたのだ。
        おばちゃん達曰く、上の展望台から見ると泣きながら呆然としてた僕が思い詰めて走って飛び降りて消えたように見えたそうだ…
        泣きながら写真を撮ってるだけで異様なのに奇声あげて飛んでったんじゃ誤解させてしまうのも無理ないのかもしれない…
        よほど奥まで行かないと死なない場所なのだが…
        いやはやとんでもない迷惑をかけてしまった。

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        今日は我を忘れるくらいのきれいな大気なんですよと解説。
        おばちゃん達にばしばし背中をたたかれながらお菓子いっぱいもらってしばらくおばちゃん達のカメラマンに。
        そのままの勢いでお騒がせ野郎はしばらく色んな人の撮影係になりました。

        とある新婚旅行で阿蘇に来たというカップルはまた何年後、何十年後にもここに来たいって言ってた。
        対をなすようにとある老夫婦は新婚旅行に阿蘇を訪れて、こうして再び阿蘇に訪れただとか。
        こうしてまた2人で来れた事を本当に喜んでいた。
        あるカップルの男の子は阿蘇出身で、何としても彼女をここに連れてきたかったんだそうな。
        ある親子は息子にこのでっかい景色を見せたくて来たんだと。
        なるほど、リピーターさんが多い訳ですな。

        一人旅の僕だけどすごくよくわかる気がする。
        大切な人や親しい人をここに連れて来たくなる気持ちが。
        僕が知ってる最高の景色を見て欲しい!!ってなるのだ。
        まぁ相手がインドア派だったり景色好きじゃなかったりもするし、旅に対するガッツも人それぞれなのでご用心なんだろうけど…

        風情や情緒ある景色ってのは心を豊かにしてくれて、人の成長をすごく助けてくれると僕は思う。
        日記書いててもこの感動を、匂いを、感触をうまく文章にできないもんかなと思う。
        クリエーターとしてもこんな感動を人に感じてもらえるものが作れたらな…と思う。
        そしてその気持ちが肥やしになってんだと思うのだ。
        とりわけ阿蘇にはそんな養分がいくつも詰まっている。
        最高なんだ。

        大観峰に来たらぜひ自家製フランクとジャージーソフトを食べてみてほしい。
        ジャージープリンも最高です。

        バイクに股がって大観峰を後にすると先行く見覚えのあるトラックが。
        あれはエアコンのないNさんの車だ。
        すごい早さでトラックは駆けてった。
        次の撮影ポイントに向うんだろうなぁ。

        Nさんに教えてもらった秘密のポイント。
        五月頃は水田に夕日が落ちて見事なんだとか。

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        北海道と同じようにここでの「近く」っていう距離は大阪でいうところの大阪〜京都までの距離だ。
        信号もないし本当に気持ちいい場所なので遠いとも感じないんだけれど。
        都会の50キロと阿蘇の50キロはとてもじゃないが同じとは思えない。
        山を下って内牧温泉を突っ切って阿蘇の町をまっすぐに縦断する。
        有名な赤牛が食べれる食堂に行きたかったが日のあるうちにできるだけ多くの景色が見たいので断念。
        さっきは眺めて見蕩れていた阿蘇山を一気に駆け上がる!
        雲が出て来たので急がねば。

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        なんでもない道の木の柵なんかも様になってるねぇ阿蘇は…
        この辺ばっちり新作に活かされてます。
        放し飼いのジャージー牛たちがのんびり草を食べてた。

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        美しすぎる…

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        有名な草千里。
        誰が付けたか知らないけれどまさに草千里…泣けてくるねぇ。
        レンタルバイクのデイジーちゃんに乗って初めて来た日以来の草千里。

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        池に写る烏帽子岳の美しさ…

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        前回は諦めた念願の乗馬体験してみました。
        栗毛のかわいこちゃんに乗りました。
        ポコポコと蹄を鳴らしながらゆるりゆるり歩く馬子ちゃんの背ではしゃぐおっさんの姿がここにはあった。

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        馬の背からパシャり。

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        のどかだ…

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        ありがとねー。

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        馬に乗った後は池のほとりでぼんやり。

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        梅雨時期にできた水たまりがこの池だとか。
        冬は天然のスケートリンクになるそうです。
        あぁ何て気持ちいいんだろう…。

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        丘に登る。
        おにぎりと中津のおばちゃんがサービスしてくれたからあげを食べる。
        こんなにも満ち足りた気持ちをいくつもいくつも味わえるなんてね…
        本当に素晴らしい旅だ…

        ここまで来たので噴火口にも行こうかってことで山頂の方へ。
        前回はガスが危険レベルだったので登れなかったのだ。

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        硫黄くせぇ!!!
        めっちゃ観光客でごった返してた。

        火山口とかはものすごい荒々しいパワーが詰まっているようで何とも怖い気分になる。
        地球すげぇ。

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        さて日が傾いてきたことだしこの日の宿と夕日を眺める場所を決めなくてはならない時間が迫っていた。
        運のいい事にアーデンホテルがタイムセールに入っていた。
        アーデンホテルは以前泊まった場所でマイベスト宿のナンバーワンなのだ。
        温泉も最高で朝ご飯は自家製ベーコンやらヨーグルトやら阿蘇の地の物のオンパレードで5000円なのだ。

        だがしかしだ。
        のんびり寝る時間も朝飯を食う時間もない。
        夜明け前から動いて御来光リベンジをしなくてはならないのだ。
        宿を断念し、この日もテント泊が決定した。
        楽しみにしてたお宿を諦めるのは辛かった…

        さぁどうするべぇか…
        悩みながら山を下ろうかと思っていると再三見覚えのあるトラックが。
        もうわかっていたがNさんとまたまたまた再会である。

        今日の夕日はNさんとここで米塚に沈む夕日を撮影しようってことで決まった。
        日が傾くまで3時間くらい2人でひたすら写真や景色の話を交わした。
        1年に2日しか撮れない場所、1年を通じての阿蘇の景色、場所にまつわるストーリー、知る人ぞ知る秘密の場所、阿蘇以外も高千穂や通潤橋、息子さんがプロカメラマンだということ、色んな話をしてくれた。
        僕も今まで見て来た色んな景色を話した。
        どれもこれも何時間聞いても飽きない話ばかりだった。

        Nさんは実年齢よりも20は若く見える岩城滉一似のダンディだ。
        定年後は相棒であり寝床でもあるトラックに乗って大好きな阿蘇を一年中撮り続けている。
        デジカメのデータを保存しにたまに福岡の家に帰るんだとか。
        この阿蘇、いや日本にはそんな楽しそうなおじさん達がけっこういる。
        みんな若く見えるし幸せそうなのだ。
        僕も絶対にこんな老後を送ってみせると誓った。

        なんとNさんちょうど1年前のこの日に脳卒中で倒れたのだそうな。
        記念日ばい!とケラケラ笑うNさんがすごく眩しく見えた。
        お互いの出会いに感謝しつつ米塚にカメラを向けた。

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        昼の米塚。かわいい。

        米塚は80メートルの小さな山で実はこれでも立派な火山なのだ。
        阿蘇の山々の中でも一番新しい火山で1000年前にできたのだという。
        芸術的な形をした山で何ともユニークだ。
        何故米塚というかというと、その昔阿蘇は大飢饉にみまわれ、食べる物に困った人々が草を食べたり飢え死にしたりするのを哀れに思った阿蘇の神様が手に米を取り、ここに降らせたからだという。

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        焼け始めた。

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        いまひとつの夕日だなとNさんは言う。
        僕にはとても美しく感じられたのだが。
        この美しい阿蘇をよく知る人ならではの言葉だろう。
        夕日が沈んでも話は尽きる事なく暗くなるまで続いた。
        しかし今日の正午の大観峰は最高だったなー!!!と笑い合いながら。

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        阿蘇に来る度にNさんには会えるんだろうなぁ。

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        いい夕日スポットだ。

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        さよなら夕日。

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        最後に阿蘇の夜景を阿蘇山から撮ってNさんとお別れ…
        夜景を眺めながらいつの日かまた会おう!!!と握手を交わして再会を誓い合った。
        というものの明日の朝、大観峰で再会するのは僕は分かってたんだけどね。

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        山を下って道の駅阿蘇に不時着する頃には町はもうどこもかしこもお休み中。
        明け方4時からずっと走り、歩きっぱなしだったのでさすがに疲れ果てた。
        足の怪我が酷く痛み出し、ひきずってJR阿蘇駅の温泉へ。
        閉店間際なので貸し切り風呂で最高でございました。

        コンビニでご飯買って道の駅でテントを組み立てる。
        はりきって野宿!!!
        テーブルもあるしオサレな照明も簾もある…なんと快適な場所だろう…
        大きな駐車場には車中泊の人がいっぱいだった。
        この日は熱帯夜で熱くてテントは蒸されて寝苦しかった。
        なんとか眠って体力回復せねば…明日も一日中バイク旅が控えているのだ。

        四時間後、目を覚ますと辺りは急激に放射冷却で冷え込んでいた。

        そして阿蘇滞在2日目の朝が始まる!!!!


        つづく

        九州縦断の旅+α 阿蘇の御来光〜菊池渓谷編!!

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           こちらは八月末の九州縦断の旅日記の滞在5日目の日記でございます。

          ようやく辿り着いた中津のネカフェで眠りこけてしまい、起きたらばすでに4時近くだった…
          この旅始まって以来の6時間睡眠。
          体力はだいぶ回復した…だが…阿蘇の御来光に間に合わない!!!!
          急いで外へ繰り出してバイクに股がる…尻に違和感が走ったのでふとシートを見てみると濡れている。
          どうやら雨が降っていたようだ。おまけに連日土砂降りだった。
          そしてさらに気温がすごく低い。
          昼との高低差がハンパない。

          これは……雲海フラグだ!!!!

          冬のはしりのようなカッコで阿蘇を目指す。
          中津から阿蘇の大観峰は100キロ離れている。
          その道程のほとんどがぐねぐねの峠道でいくつかの山を越えていかなきゃならない。
          212号と387号をつかうルートが最も近いが迷う可能性は高い…
          地図上の212号ではなく、旧道と思われる212号を突っ走るルートだ。
          日野経由なら何度かつかっているのでわかるのだがこのルートは初めてなのだ。
          完全に森の中、山の中と思われる。

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          この赤いルートが僕の選択した道。212号。
          かなり拡大しないと地図には映らないようなぐねぐね道だ。
          そしてややこしすぎることに青のルート、緑のルートもまた212号なのだ…
          日本中あちこち同じ数字の道路があるのはなんでなんだろう…?
          おそらく道標に従って進んだら青のルートになってしまうだろう。
          何号線かを意識するよりも土地の名前で判断していく方が安全策みたいだと判断した。

          夜の細い峠越えは本当に怖い。
          特に人が使わない荒れ果てた道は。
          ルートから外れて山道に入ってても見分けがつかなかったりするのだ。
          そんな獣道のような荒れた酷道を夜走った経験のある方ならわかると思う。
          本当に正しいのかどうか、それでも信じて走るしかないあの恐怖を…
          ただ僕は経験があるのでそれなりには何となくわかるようにはなってきたのだ。
          十石峠に大分県道45号線…迷い込んだ田舎道は数知れず…
          経験を総動員させて突き進むしかない。
          雲海の為ならば。

          まずは邪馬渓谷を目指して南下する。
          予想を遥かに越えてきれいに整備された道路でとても安心した。
          街灯がなくたって対向車線があること、反射板があることで安心感は随分違う。
          大阪住まいは田舎でも街灯もあるし反射板もあることに慣れてしまい当たり前に感じてしまっているが、田舎では街灯がないとこの方がずっとずっと多い。
          最も必要なものは実は反射板なのだ。
          コーナーになっているかストレートになっているか判断していくのはそれしかない。
          それすらない道こそ酷道ってわけです。

          しばらく走るととうとう分岐点…青のルートならば余裕で走っていけるだろうが僕の選んだ赤のルートはどうか…
          真っ暗闇の中ではるか先の街灯がぽつんと一つ浮かんで見えるのがとても印象的だった。
          この先は邪馬渓谷ってくらいだから谷の間を走るような道になるのだろう
          路面がかなり濡れていてかなり気をつけなければヤバいことんなる。

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          携帯で撮影。恐ろしい視界。

          しばらく走ると恐れていた事が起こる。
          まともに前が見えない程の濃霧に歓迎されたのだった。
          谷なので覚悟していたけどこれほどだなんて思わなかった…
          急ぎたいが超低速で走るしかなかった。
          途中反射板も何も見えない状態が続いてえらく困惑させられた。
          ものっそい恐怖でした。
          辺りはもちろん深淵の闇ってやつだ。
          邪馬渓谷を越えて少しずつ山肌を巻く坂を登るにつれて霧は晴れてくれた。

          地図を確認する為にエンジンを切った。
          よくこんな峠で運転に疲れたら僕はライト切って星を見る事にしてる。
          星こんなに見えるんかいって驚くのだが、何だかこう、落ち着いてくるのだ。

          道は急激に急勾配になり何度も何度もローリングして角度を稼いでく。
          登ったかと思えばまた少し下りを繰り返してとうとう玖珠町の道標に辿り着く。
          道は間違ってなかった!!

          今度は大きな山と山の間を走る山越えが待っていた。
          山との間は霧が溜まりやすく連日の雨の水蒸気と放射冷却でまさに雲海状態だった。
          雲海を見に来たのであって雲海の中を走りに来た訳じゃないのだが…
          さっきと違って空がもう白んで来ている。
          ホワイトアウトした視界と相まってもう自分のほんの少し目の前しか見えない…
          反射板さえ見えない中のドライブで、未だかつてないくらいの霧の中だった。
          まぁ翌日それを越えてしまうんだけれど…


          それにしてもなんちゅー霧…

          標高が高くなった場所は霧が開けて視界が少しクリアになっていた。
          そこで懐かしい看板を見つけた…!!
          あの懐かしい西椎屋の滝への道標…知らず内に僕はかつてこのあたりを旅していたのだった。
          何だか嬉しくなって気持ちが落ち着いた。
          東椎屋の滝も気になるし、すごく後ろ髪引かれる想いだったが再び霧の中へ飛び込んだ。
          どちらも邪馬渓内だったのだ。

          山を越えると玖珠町の町が広がっていた。
          ローソンでホットコーヒーをすすりカッパを買って暖を取る。
          何せめちゃくちゃ寒いのだ。
          真夏とはいえ強烈に寒い…まぁだからこそ雲海が見えるのだが。

          玖珠町から分岐して九重にも行けるし由布院にも行ける。
          道標を見ただけでうずうずしてくるが目的地は阿蘇!そして御来光を見るのだ!!!

          玖珠町から387号線を駆ける。
          再び峠道だ。
          霧は随分とマシになっている。
          この山の向こうにはカルデラの阿蘇の町が広がっていて雲海がひろがっているはず…。
          風が少しきついので雲海が散ってしまわないか心配ではあるのだが。

          ここを越えると熊本へと入り、小国に出てくる。
          小国といえば黒川温泉だ。
          マイベスト泉質の温泉、山みず木がある。
          はやる気持ちを抑えて慎重に峠を進むが…


          何と…

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          太陽が…御来光が…

          出てしまった…

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          見事なオレンジの朝焼けだった。
          これを大観峰で見ることができたのならどんなに…どんなに………
          この時点で僕の阿蘇滞在が1日延びることが決定した。
          意地でも御来光を見てやんよ。
          しかしだ、ここから見えた御来光は素晴らしく、思いも寄らぬものすごくよい場所だったのだ。
          九重連山も遠くに見える。
          ゆっくり走りながら撮影ポイントを探す。

          霧のむこうは九重連山だろうか。

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          それにしてもきれいな光芒だ…

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          本当に神々しかった…
          この光芒をどうしたらきれいに写真に残せるのか…僕の技術ではこれが限界でした。

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          本物はこれの何倍もきれいでした。

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          何だかすごくいい場所だった…
          草原が美しいオレンジに染まっている…
          こんな強い朝日は久しぶりかもしれない。

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          名所でも何でもない場所でもこんなに美しいのが阿蘇なのだ。
          ただの道路…でもこんなに感動に奮える場所はそうそうない。

          ほんの少し進むともう大観峰が見えた。
          知らず内にこんなに近くにいたのか…ものすごく近くで朝日を撮っていたことに思わず笑いがこみ上げる。
          過酷な山越えの末に見た大観峰からの景色は…

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          何て言うかまるで絵のような…

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          雲海が出ておりました…

          あの山の向こうから僕は来たんだなぁ…

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          美しさに見蕩れて長い時間立ち尽くしていた…すっかり太陽は昇っていた。

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          長い距離にわたって広がる雲海。
          ものすごい規模である。

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          この記事の雲海写真はここまでにしよう。
          何故なら翌日はさらにぶったまげるスケールの雲海だったからだ。
          俵山の方もすっぽり雲海に。

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          お隣で撮影していた方に御来光はどうだったか訪ねてみた。
          まぁまぁだとのこと。これでまぁまぁなのか…なんて目の肥えた方だろう…
          古い大きな元は廃品回収のトラックと思わしき車に乗ったカメラを持ったこの人はすごく印象的な人で、実は僕は以前この方に会った事がある。
          二年前だったか…ラピュタの道で出会って秘密の場所を教えていただいた方だ。
          バイカー2人とともに行った棚田に夕日が落ちる知る人ぞ知る場所を教えてくれた人。
          後にこのNさんと行く先々で再会し、とても仲良くなることになる。

          実は朝一の阿蘇や菊池渓谷にいるカメラ大好きおじさん達は結構見覚えのある方がけっこう多い。
          佐世保のカメラおじさん達のように1年を通してみんなここら一円を撮り続けているからだろう。
          阿蘇は魅力的な場所が本当に多いので毎日のように撮りたくなるだろう。
          僕も年を取ったら車で回って写真を撮りまくって余生を過ごしたいもんだ。
          この時期の夕日の落ちる場所、日が昇る場所、1年に数日しか見れない景色の話や気温や雲海のこと、ラピュタの道にまつわるエピソード、親切なNさんはとにかく色んなことを教えてくれた。
          お礼を言ってNさんと別れたあとで僕はラピュタの道を目指した。

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          元々は阿蘇の西部の赤水からミルクロードに出られる地元の人しか使わない荒れ果てた道路だったのだが、雲海が出ている時に山を巻く坂道の印象的なその山がまるで天空の城ラピュタのように見えることからいつしかラピュタの道と呼ばれるようになった。
          Nさん曰く元々は阿蘇のライダーハウスのおじさんが付けた「天空の道」が元祖のようだ。
          今は基本的には通行止めでとにかく荒れ果てていて落石も酷い。
          一度バイクで下ったが人生で一番酷い道だった。
          いつしか裏スポットとして少しずつ広まっていった。
          僕が初めてここに来た時はまだまだすごくマイナーだったんだけれど今は雑誌にも載ってるメジャースポットになりつつあるだとか。
          五岳が見渡せる最高の展望だものなぁ…

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          そんな天空の道に雲が差し掛かっている!
          まさにラピュタのようだ…

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          阿蘇の中でもマイベスト3に入る大好きなスポットなのだ!
          だいたいみんな下のガードレールのとこにバイクを停めて見る。
          だけど実は入り口横の崖を登ったとこから見下ろすのが最高なのだ。
          道を外したらけっこう危険なのと夏は首まで草ぼーぼーの道をかき分けて行く場所なのであんま来る人はいない。
          ちなみに草をかきわけた跡がない時は行かない方がいい。
          道を間違えたら下は高低差のある崩落した崖で、踏める大地がどこまであるか草でわかんないので。
          僕は何回も来ているのでわかるのだが初めての時は道がなくてホント怖かったのだ。

          やっぱしここからの景色は最高だ!!!!
          ミルクロードも最高でございます。
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          翌日にもラピュタに訪れるので写真はこのへんにしておこう。
          バイクを停めた場所に行くとNさんと再会した。
          こんな感じでみんなそれぞれお気に入りのコースを巡るのである。

          お次ぎは菊池渓谷へと向う。
          いつもの黄金パターンだ。
          太陽の角度の関係でこの時期の早朝のみだが菊池渓谷の早朝の光芒が撮影できるのだそうな。
          木々の隙間から射した太陽光を水蒸気が反射して光芒になるのである。
          この時期はカメラマンの人は長靴を履いて川の中に入って撮影するんだとか。

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          だが残念ながら二日連続で道をうっかり間違えてベストの光芒タイムに間に合わなかったのだが…
          見事な木々の光芒は撮れたのでよしとしよう。
          ここでコレなら菊池渓谷の光芒とはいったいどんなすごいレベルなんだよ…

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          菊池渓谷はマイベストに入る渓谷でその水は青く透き通っており、豊かな自然の中を歩きながら味わうことができる。
          見応えあるスポットが点在しており、総合力のすこぶる高い渓谷なのだ。
          以前と変わらない美しさで「おかえり」と出迎えてくれた。
          「ただいま」と何回心の中で言った事か……
          本当に最高の場所なのだ。

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          木曽の阿寺レベルの青さ。

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          ここに来ると最低二時間は時間を使いたくなる。

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          朝の菊池は本当に神々しい。

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          今まで二度アップしてきたので今回は光芒を中心にアップしておこうと思う。

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          時間が遅れたにもかかわらず光芒がちょっと残っていた。
          光の筋が見えるだろうか??
          ちなみにこれ二日目。

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          水蒸気に射した光の光芒がお見事。
          これも数日間の雨のご褒美。

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          めっちゃ残ってる…時間と角度によって変わるので同じ場所でも表情が違う…

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          二日目の朝に迷った道の光芒。

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          二日連続で来たのだが二日目の方がやや雲が多くて光芒が撮りやすかった。

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          どうも快晴や晴れ間がきつい時の写真は上手に撮れない。
          家に帰るとすごく暗く写ってたりして悔しい。

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          同じ場所の数分後。

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          そんなわけで写真が多すぎて申しわけない。

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          菊池渓谷の写真は二日間の写真だが日記は阿蘇1日目の午後の時系列と思ってください。

          菊池を後にして再び大観峰へと舞い戻る。
          霧が晴れて日が昇りきったあたりからとんでもない快晴になったからである。
          阿蘇に来るといつも霞と黄砂がなければなぁ…といつも思っていたのだがこの日はいつもと違っていた。
          はっきりとそれを感じる事ができた。

          その予感の通り、このあと見た事もない美しい阿蘇に出会う事になるのでございました。


          続く

          九州縦断の旅+α 角島カルスト〜中津編!

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             グッモーニン角島!!!

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            この日記は八月末の九州縦断+山口の旅日記の4日目である!
            夜明け前、若者の襲来により起こされた僕はテントを畳んで道の駅へと引き返す。
            曇りが晴れるまで道の駅の展望所のベンチで居眠りすることにした。
            曇りの角島は青い海など何処にもなくて本当の角島ではないと思えるくらい曇りに泣かされた前回…
            今回は何としてでも最高のコンディションで臨みたい。

            寝不足のハードスケジュールでここまで来ているので1時間の睡眠では居眠り運転しかねないのだ。
            幸い道の駅はまだ開いてないので熟睡はできないにしても少しは眠れた。
            それなりに野宿やら外で寝るのにもちったぁ慣れては来たがじっくり寝ることはなかなか熟練度がいるんだろうなぁ…。
            何故に野宿やらネカフェ泊するか理由を書いておくとしよう。

            ・宿代に特に困ってるわけでもないが安くつくにこしたことはない。その分うまいもんを食えるのだ。
            ・早朝から動ける。ホテルだともったいない根性でつい遅くまで寝てしまう。
            ・宿が近くにまるでない場所でも休んで即行動に移せる。これが最大の理由。
            ・旅してる感がパない。

            である。
            100%純粋に遊びの旅行ならばホテルやら旅館に泊まるのだが、一応これは絵のためなのだ。
            そしてすこぶる楽しんでいるが、タイムスケジュールや距離の過酷さは絵のためという目的意識がないと面倒くさがりやの僕はここまで動く事はできない。
            貪欲になれるのは仕事の為でもあるからなのだ。
            ……と、体面を繕ってみる…。

            道の駅で朝ご飯を食べて、空が青く太陽が輝きだしたころにバイクに股がって飛ばす。
            もうすぐ…もうすぐ青い青い本当の角島が見れるのだ!!!!
            二年越しの想いを遂げる瞬間が迫っていた。
            左手側に見える角島を見ないように見ないように走って高台へと駆け上がる…
            そしてベストポジションをキープさせてカメラを出して角島を正面に…そして目を開ける………

            これが!!
            これが本物の角島だあああああああああああああああ!!!!!!!!

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            青い!!青いぞおおおおおおおおお!!!!!!
            隣の人が「沖縄と同じくらい!?タメはるぞ!!!」って叫んでた!!
            僕はもうアホのように写真を撮った。
            灰色の空はどこにもない!!
            最高のお天気じゃないか!!!!!
            地元のおばちゃんが「二日間の大雨でPM2.5やら何やらが落ちて今年最高の角島だよ!」って言ってた!
            僕もそう思うううううううううう!!!!!!!
            最高だ!!!!
            最高すぎる!!!!!!

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            以前の悲しい角島が嘘のよう…

            そしてこれが2013年の角島ぁああああああ!!!!!!
            なんだこの青さはああああああああああああああああ!!!!!!!

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            これが本物!!!

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            いやホント最高としか言えないのです。
            他に言葉が出てこない。
            角島大橋の左側が少し色が違う所は日本海と玄界灘の境目だとか、対馬海流とリマン海流のぶつかるところだとか。
            そんなうんちくを語っているおじさんがいて「ほほー」と関心したものだった。

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            とある夫婦に写真を頼まれたので何枚か撮影。
            何故だかこの夫婦とはこの先もよく出会うことになる。

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            さてこの青い海を眺めながら走ってみようじゃないかってことで高台を下って橋の上を走る。
            途中の避難スペースに皆さん車を止めて写真を撮ってる。
            場所取りの争奪戦である。
            ホントはダメなんですけどね…時折パトカーが来て「ダメですよ〜」と優しく注意していた。
            いや、僕も撮ったんだけどね。ごめんなさい。

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            角島の中はしばらくは弾丸ストレートで気持ちいいドライブコースだ。
            海を眺めながら突き当たれば灯台へと辿り着く。
            途中、教会だとか海水浴場とか浜焼き屋さんとか色々あるんだけれど時間がないので割愛。
            浜辺はけっこうな入場料がいるしねぇ…。

            写真を頼まれたので振り返ると先ほどの夫婦だった。
            いやはや偶然ですね。

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            巨大建築物最高!!

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            ぐへへへ

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            海水がホントきれいです角島。

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            しおかぜラインよりも青い。

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            ばいばい角島!

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            そして角島に別れを告げる。
            リベンジを果たしたことでどこか成長できたかのような錯覚に陥る。
            実際ちっとは絵描きとして何か変わったのかもしれない。
            晴れた日の角島は本当に見事に最高だった。
            限りなく5に近い4つ星をあげたい。

            美弥市へとバイクを走らせる。
            いい感じの田舎道が続く…最高だ。
            JA農協とか郵便局、時折ガソリンスタンドがちらほらあるくらい。

            途中で女の子のバイカーが路肩に座って何やら困っていた様子。
            引き返して声をかけたところガス欠だとか。
            農家のおばちゃんが運良く声をかけてくれたので灯油入れるシュポシュポを貸してくれた。
            ほんの少しいけばスタンドがあるのでガソリンを少しお裾分けした。
            お礼をといわれたのだが断った。
            僕も大昔、原チャで和歌山を旅していた時に見知らぬライダーに同じように助けてもらったのである。
            「助けられたライダーは誰かが困っている時に次は自分の手を貸してやるものだ。自分もそうだった」と言って彼はものすごくカッコ良く走り去っていったのであった。
            彼のようにかっこいい携帯ガソリン缶なんて僕は持ってないんだけど、14年以上前のバトンをようやく次に回す事ができたのでございました。

            じゃあね〜と手を振り、先を急ぐ。
            目指すのは秋吉秋芳洞!そしてカルストロードだ!!!
            前回は時間が間に合わなかった秋芳洞。
            夕日のカルストロードはすごくよかったのだが青空の中を走ってみたくて行く事にした。
            そんなわけで九州に戻るにはかなり…すげー遠回りな寄り道を選択したのでした。

            秋芳洞のある街は一大観光地なもんで賑わってましたね。
            一番安い駐車場まで走って荷物を降ろし、濡れたものを干させていただいて身軽なカッコで行かせていただいた。
            ようやく落ち着いてずぶ濡れた靴が干せる…

            エレベーター入り口や黒谷入り口やら秋芳洞には様々な入り口とコースがある。
            僕が入ったのは正面入り口。
            はぁ何ともわかりやすい名前。
            少し味気ない名前だなと思いもしたけれどまさに正面入り口にふさわしく、1キロにわたってお土産屋さんが軒を連ねていた。
            お土産屋さんには鍾乳石が驚く程安く売ってた。

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            入り口まで来るとものすごく涼しい空気が出迎えてくれた。
            鍾乳洞内は気温17℃。
            そして中はとんでもないスケールのでかさだ!!!!
            どんなスケールかは…もう何て形容していいか…

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            これまで僕が見て来た鍾乳洞の規模は狭く細く長くだった。
            しかし秋芳洞は…まず入り口で「でかっ!!!」なのだ。
            何百倍にも感じる大きさ。
            けして誇張ではないのが本気で驚くところ。
            つい先日千仏鍾乳洞を見た後なのでよりその世界随一の大きさを感じられる。
            ものっすごい涼しくてマイナスイオンで満ちている!!

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            そしてものすごい観光客の数。
            各名所に解説が聞けるアナウンスが設置されている。
            日本語はもちろんの事、英語に中国語に韓国語とご親切に揃っている。

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            有名な百枚皿。
            美しい…

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            黄金柱。
            何万年の時間を越えてなお目の前に存在してるこのロマンよ…
            だがしかしここの解説はあんま聞かない事をすすめる…
            黄金柱の横の岩はコウモリのおうんうんで色が変わってて何か衝撃的な名前が着いてた…。
            コウモリのおうんうんは服についたら取れないのだとか。

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            何度も言うけどなんちゅーでかさ…広さ…長さ…
            階段を何段も登ってもずんずん先へ進んでもまだまだ続く。
            往復するのに二時間かかったから驚きだ。
            さすが秋芳洞でございました!!
            冒険感なら千仏、規模と見応えなら秋芳洞をおススメしたい。
            色んな観光客に写真を頼まれてしまう僕なのだが、なんとここでも角島で会ったご夫婦に頼まれるという奇妙な再会を果たす。
            ハイチーズ、って言うのなんか恥ずかしいよね。

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            あんたいつからそうしてんだい??

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            でーっかいね!!

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            ここでぐるぐるボーイと名付けた少年に出会う。
            ぐるぐる回転してはぶつかってくるのだ。僕もぶつかられてこけかけた。
            身重なお母さんに本気で怒られてもぐるぐるをやめない…正直これはいかん。
            ここは一つ少年のために言うとこうと思って言ってみた。

            「そのぐるぐるでお母さんに当たってお腹の子と一緒に池落ちたらどうする?」
            「少年、そのぐるぐるはいざという時に誰かを守るためにとっときな!!」
            「俺はぐるぐる仙人だ。意味のないぐるぐるはかっこ悪いぞ!10年に一度にしなさい!」

            と、言ってみたところぐるぐるボーイは「俺ぐるぐるしない!!!」と約束してくれた。
            そしてお母さんと2人で記念写真を撮ってあげた。

            ぐるぐる仙人はクールに去るぜ。
            秋芳洞を出たら日本屈指の壮快道、カルストロード!!!
            僕の大好きな道ベスト10に入る!上位だ!!
            最高だ!!!!

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            何度もローリング切って山の稜線部を走るとまるで空を飛んだような気分になる!!!!
            なんだこの爽快感!!!
            もはや何も言うまいよ。

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            バイカーなら一度は走ってみてほしい。

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            カルスト石がごろごろ。
            これがいいんだな。

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            でっかいなあああああああああ!!!!!

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            この下に鍾乳洞が広がってるんだね。

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            本州の道路だと僕はここが一番好きかもしれない。

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            やっほーーーーーーーー!!!

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            最高だぜ!!!

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            あまりに気持ち良くて2周した。
            時間があればハイキングしたかったなぁ…
            ホント素晴らしいとこです。

            カルスト大地に別れを告げて山陽本線に合流する。
            こっからは超過酷なつまらんドライブの幕開けだ…
            今日中に大分の中津あたりに着かねば翌日の阿蘇の夜明けは見れない。
            休憩を挟んで夜通し駆けるにはあまりに睡眠不足だ。
            中津からはロングランな上に山深い峠越えなので神経もだいぶすり減るだろう。
            ここは一つ、休まずに走って中津で寝るしかない。
            幸いネカフェが中津にはあった!
            この辺りにネカフェは日野くらいしかないので大助かりだった。

            しかし秋芳洞から中津はホント遠い!!!
            10号線の渋滞が酷い…途中から一車線で熱くて体力も眠気ももう限界に近かった…
            福岡を抜ける頃にはもうへろへろ。
            どうやら九州地方は結構な雨だったようだ。
            大分入りした時は思わず泣きそうになった。
            小雨が少しパラついていた。

            中津に着いたらもうすっかり夜で、数ある名物のからあげ屋さんもお店がほとんど閉まってしまってた…
            そんな中で一軒有名店が開いている情報を掴んで街灯のない小道を進む。
            すると目の前に現れたのはこのお惣菜屋さん!
            八木惣菜店さん!!
            ここのからあげもまた絶品で有名なのだ!!
            からあげ200グラム注文させていただきました!
            店舗内には感想ノートがあったので揚げている間読ませていただいた。



            そこには岩手やら北海道やら全国津々浦々からのお客さんの感想がびっっっしり!!!!
            何とからあげの為に来たって人ばかりでほんと驚いた!!!
            からあげの聖地なだけのことはある…そして日本人に根付いたやんごとないからあげ愛の強さよ…
            僕も想いを記させていただきました!!

            夜中に峠を越えて阿蘇に行くと言うとおばちゃんは「峠は危ないよ、これもってきんしゃい!」とからあげいっぱいくれた!!!
            三倍くらいになったからあげの大きさとおばちゃんの優しさを噛み締めた。
            なんちゅージューシーさ!!!
            パリパリっと揚がったここの唐揚げは下味がしっかりついてて冷めても美味しい!!!
            中は柔らかくて肉汁たっぷりふわっふわ!!!!!
            こんなうまい唐揚げは二回目である。
            一回は友達のおばちゃんの唐揚げ。
            同着でマイベストフードから揚げ部門の首位にたったのだった。
            腹ぺこでずっと運転してきたので泣きそうなくらいウマかったのだった。
            ありがとうおばちゃん!!!



            この街唯一のネカフェの横には偶然にも銭湯があって疲れをゆっくり取る事ができた…
            大きな大きな荷物背負って入ってくと銭湯の人は何故だかとても親切にしてくれる。
            風呂上がりのコーヒー牛乳を堪能してネカフェにてくたばるように就寝…
            足の怪我がより酷いことになってきたがこまめな消毒と手当でどうにか動いてくれてた。



            この日の旅の軌跡はこんな感じだ。
            くたびれ果てて目覚ましをかける間もなく眠りに落ちていた…

            つづく

            九州縦断の旅+α 福岡〜角島編

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              九州縦断の旅日記をまとめていきたいと思います!!
              大変お待たせしました!!!

              あれは八月末、福岡にて開催されるコミックシティ福岡に参加するべく九州へと渡った時の事。
              南大阪の泉大津へと向う為に臨海線をバイクで飛ばし、大きな船着き場に到着しバイクを阪九フェリーに乗せていざ九州へ。
              駐車デッキでバイカーの皆さんとトーク。
              皆さん一人旅だそうで旅の話は尽きない。

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              毎回このフェリーを使ってるんだけれど、この阪九フェリーのおススメなところはまず週末割引があるとこ。
              さらに二等なのに雑魚寝の他にほんの少しお金を+すればシングル個室に泊まれちゃうとこ!
              二等で鍵付き個室でさらにコンセントまであるのだ。
              これは他の会社にはないとこだろう。普通個室は一等だものね。
              ちなみに泉大津から出る便にはあるが神戸から出る便にこのプランはないので注意。

              IMGP6996-w.jpg

              そしてフェリーもすごくキレイなのだ!
              展望デッキがテーブルや椅子があってムードある照明がすごく洒落ていておまけに屋上展望であるので大きい。
              だいたいの展望エリアっていうのは真ん中は食堂やら船室エリアになっていてその回りが展望エリアになっている。
              つまり左弦から右弦の景色は見えない。
              阪九フェリーはそれがないから360度見渡せちゃうのだ。
              神戸を眺めながら淡路島も見れちゃうってわけです。
              船大好き野郎なので基本的にずっとデッキに入り浸って写真撮ってる。
              明石海峡大橋を越えた頃には人も少なくなるのではしゃぎ放題なのだ。

              IMGP6976-w.jpg

              通過!!

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              お風呂もでっかい。
              浴槽が二つもあり一つはジェットバス。ありがたい。
              そして食堂もおっきくてご飯も普通に食べると少々値が張るけれどタイムセール中に行けばむちゃんこ安い!!!
              売店には朝一には焼きたてパンが買えるしコーヒーもうまい!!!
              さらに売店は巷で評判のカワイイ女の子の店員さんが2人もいるのだ。
              眼福。

              明石海峡大橋、瀬戸大橋、来島海峡大橋と3つの大橋通過時は最高のイベントであり、おちおち寝てられないのだ。
              通過する時には必ず売店か自販機でコーヒーを買って行くのが僕の通例儀式。
              夏は肌寒い風が気持ちよく、コーヒーがすごくうまい。
              冬は強烈に寒い潮風でコーヒーがマジでうまい。
              いつも橋通過時に満面の笑みでコーヒーを買いエレベーターに乗り、1時間後にカメラを眺めながら幸せな顔して帰ってくるので僕を覚えてしまっているスタッフさんもいた。
              そんなに幸せそうなのか…いや、マジで幸せやけども。

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              デッキに出る時には風呂上がりと部屋着の浴衣はおすすめしない。
              潮風がベタつくので朝風呂しないといけない。しない人は瀬戸大橋通過後に風呂入って寝るべし。
              デッキはだいたいものすごい強風なので浴衣だと盛大にパンチラする可能性大である。
              デッキに出るドアは重くてすごく固いので風向きが船内側に吹いてると女性では開けられない場合も。
              パワフル紳士アピールしたい人はチャンスだぜ!

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              そんなわけで阪九フェリーは最高だぜ!!

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              瀬戸大橋と工業地帯。

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              超かっこいい。

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              強風で三脚がダメなので苦労しました。

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              愛媛の工業地帯もよいものですね。

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              そしてあの懐かしきしまなみ海道が!!
              来島海峡大橋です。
              90キロもチャリ漕いだんやなぁ…ここが最後の橋でした。
              懐かしくて泣きそうでした。というか泣きました。

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              広島ただいま。今治ただいま。

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              そして船は新門司港へと着岸する。
              朝風呂をすませてバイクを停めた駐車デッキへ。
              バイカーの皆さんとお別れ。
              みんな声をそろえて「よい旅を!!!!!」

              IMGP7128-w.jpg

              福岡を目指す為にひとまず小倉へとバイクを走らせる。
              雨が降り始めた…予報ではとんでもない雨が二日続くのだとか…
              夜に止むのならば皿倉山に登って夜景を見るか、北九州工業地帯の夜景を眺めるかもできたのだが…
              見るものがないとなると三号線は退屈な道路そのもの…都会の道路ほどつまらないものはない。
              途中で322号と合流するあたりで見覚えのある標識が…僕は左折して322を直進する。
              見つけたのはあの懐かしい平尾台への道標。
              午前中に福岡に着いてもやることもなくただボーっと時間を潰すくらいなら行ってしまえ!である。

              今にも大雨がきそうなどんよりドス黒い雲の中を走る。
              途中県道に入りそびれてしまって十数キロ引き返すはめになったがようやく辿り着いた北九州カルストロード!
              カルスト大地の坂を巻く福岡県随一なステキな景色も残念な事にこの曇りでは何とも淋しい限りだ。
              カルストロードの途中で野宿中のバイカーを発見。
              僕と同じテントに250ccのDSの彼にとても親近感が沸いたのを覚えてる(僕のは400)
              坂をくねくね走り抜けると細い脇道に。
              一見見落としそうな場所に千仏鍾乳洞へ続く道がある。
              この天気にも関わらず駐車場にはそこそこ車が止まっていた。

              入り口で貸し出しされている杖を突きながらクソ重たい荷物を担いでものすごく急勾配な坂を下る。
              洞窟は谷の底の方にあるのでかなり下るのだ。
              途中放し飼いの犬に追いかけられつつどうにか辿り着いた。
              余談だがこの時は富士山登山からの古傷である足の親指の怪我をしていたので普通には歩けない状態だったのだが、旅となると体が再生能力を高めてくれるのだろうか、それなりに走れすらもした。この時は…

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              この鍾乳洞の醍醐味は何と言っても「冒険感」につきる!
              その特徴は細く長ーい鍾乳洞で常に透き通った水が流れている。
              年中を通してものすごく冷たい水に真夏でも足がかじかむほどだ。
              無料のレンタルのサンダルを履いて川に足をひたしながらじゃぶじゃぶ進むのである。
              すこぶるインディージョーンズ感を楽しめるのがここ千仏鍾乳洞なのだ。
              規模は広くはないが奥深く長いここはドキドキやらワクワクでいうと日本一なのではなかろうか??
              ぜひ小さいお子さんを連れてって上げてほしい。
              あいにくの天気のこの日もかなりお客さんはいました。

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              体をこごめたり、岩に手をついてアスレチックのように進む。
              澄んだ水が足がちぎれそうに寒い!!!
              レンタルサンダルだが便所スリッパがおススメだ。とにかく滑らない。
              鍾乳洞は最高にロマン!!
              何万年の時の中に身を晒すようなそんな不思議な空間に胸が躍らずにはいられない!!

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              おそらく雨がきつくなってきたのだろう、水量が前に着た時よりもずっと多い。
              場所によっては太ももまで濡れた。

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              たまんねぇぜ。

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              奥に進むと電灯が途切れる。
              だいたいの人にはここがゴールなのだ。
              この奥は本当にどこまでも真っ暗で四つん這いで首まで濡れる場所になる。
              滝が二つあるそうなのだが…
              僕は今回は最奥を目指していたので荷物を事務所に預かっていただいてジップロックに防水のヘッドライトを装備してきた。
              が、今回は水量が多くて奥に行くのは禁止になっていた…残念無念…
              しかし何とも面白い場所です千仏鍾乳洞。
              福岡の人はぜひ行ってみてほしい。
              最奥を目指す人は水筒に温かい飲み物を持っていくといいかも。
              奥はとにかく寒いので。

              外に出るととんでもなく激しい雷雨になっていた。
              急勾配の坂をクソ重い荷物を担いで登る…きっつい…
              怪我が少しずつ痛みだした。
              201号を西へ西へ。ずぶ濡れになりながら撥水加工のジャケットを装着してバイクを走らせる。
              この時、撥水は防水ではないと思い知らされた…
              全身ずぶ濡れの中でホームセンターが見つかったのは何ともありがたかった。201号沿いはなかなか都会だった。
              豪雨の中でのバイクは何度も経験があるが慣れないもんである。
              普通の距離の何倍にも感じるのだ。

              どうにかこうにか福岡に着いてベイサイドにバイクを停めて昼ご飯。
              知る人ぞ知る豚骨ラーメン屋「元気一杯」。
              豚骨のみの純豚骨においてはここのスープが日本一だと僕は思ってる。
              ここは看板もないのれんもない一見普通のビルの一階の事務所にしか見えない不思議な店なのだ。
              まさかラーメン屋とは誰も思うまい。
              室外機の上に小さなバケツが乗っていたら開店の合図。
              まずはスープを味わうのがマナー。
              いきなり麺食ったり高菜ぶち込んだら追い出されるのでご用心。
              やっぱりウマかった。

              付近の温泉につかり体を温める。
              夏とはいえ濡れたままは寒い…
              この日は何かコンサートかライブかなんかで福岡中のホテルが軒並み抑えられていたので屋根付き駐車場のネカフェにて就寝…
              驚いた事にネカフェには僕と同じような宿が取れなかった境遇のバイカーがたくさんいた。
              みんなレジ前で同じような事を話しているので面白い。
              服が乾くようにネカフェのお姉さんが気を利かしてくれて通風口の近くのブースにしてくれた。
              ありがとうサイバック。

              この日の移動距離。
              20131011_565393-2.jpg

              朝。
              眠い目に飛び込んで来たのはとんでもない景色で一瞬で眠気を消し去った。
              窓の外はバケツをひっくり返したような篠突くような豪雨だった。
              ここからイベントのあるヤフードームへは19キロってとこだが…
              ここで旅には替えの靴が必要だということを学んだ…新聞紙を突っ込んで少しは乾いた靴だったがまたずぶずぶに濡れることになる。
              雨雲レーダーとにらめっこして雲の切れ間に入ると同時にバイクを飛ばす。

              福岡コミックシティは雨にも関わらずものすごい賑わいでホントに大忙しでした!
              福岡史上最大の宣伝結果に喜びながら片付けを急ぐももう少しで宅急便が終わるところでした…
              皆さんあらためてホントにありがとうございました!
              裸足で接客してたのでまた濡れた靴下と靴を履くってのはすごい苦痛だった…

              昨日と同じ温泉につかって体を温め、仮眠室で眠りこける…
              濡れっぱなしの足がふやけて傷が酷くなってしまって再びろくに歩けなくなってしまった。

              悲しいことに翌日である月曜日も秋雨前線で次なる目的地の阿蘇のあたりは強い雨が降る予報…
              三日間雨とは何とも運に見放されたと途方に暮れていたが予報を見ると何とあの場所が晴れている!!!

              かつての九州縦断の旅+本州でどんより雲の中涙を吞んだあの山口県の角島が!!!!

              これはもう行くしかないってことで福岡を発つ。
              結構な距離がある上にイベント後なのでかなり疲れてたが、月曜を無駄に過ごすのは時間があまりにももったいない。
              いいものを見て吸収することが仕事にも生きてくるのだ。
              より多くを吸収する為なら過酷な道も走るし、野宿だってする。

              途中でどでかいイオンが開いていたので靴を買う。
              これでどうにか濡れた靴を履かないで済む…ずぶずぶに濡れた靴を履き続けるのは不愉快だし匂いもキツい!
              そんなこんなで下関に着くころにはすっかり日付を跨いでいた。
              角島はここからさらに北上した山口県の最西端にあるのだ。
              雨がまだパラついていていつまでもカッパが脱げないままのナイトドライブは地獄だ。
              時たまあるコンビニでホットコーヒーで暖を取るがやがて街灯も何もない真っ暗な田舎道へと差し掛かる。
              夜の静寂の中、僕のバイクの走る音だけがずーっと響くばかりでどこか淋しい気持ちになった。

              眠気の限界が近づいて来たあたりでようやく大きな道の駅に出る。
              北浦街道 豊北だ。
              昼間はとにかく盛況するこの道の駅も夜は淋しい姿を…と思いきやバイカーが5人くらい道に寝転んで寝ていた。
              角島はホントにバイカーに愛された場所だ。とにかくバイカーが多い。
              サーファーもいっぱいいるし、とにかく青い青い海と大きな橋は多くの人を感動させてきただろうと思う。

              僕も眠りたい欲求に駆られるがここはぐっと我慢して先を急ぐ。
              お目当ては夜の角島大橋なのだ!!
              再び暗い道を走り、道路を歩く小さなカニに気をつけながら先を急ぐ。
              かたっぽの爪が体くらいでかいカニがとにかく大量に山の方に歩いてるのだ。
              ぺちゃんこのカニがやけに多くて悲しくなった…

              そしてようやく辿り着いた夜の角島大橋がこれだ!!!

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              高台からの一枚。

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              角度を変えて。

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              素晴らしい!!!

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              ロマンチックすぎる!

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              昼の写真は知ってる方も多いと思うが夜ともなると珍しいと思う。
              写真撮りに来た方も一人だけだった。
              交通量は無に等しいので橋の途中にバイク停めて撮ることもできた。

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              愛車マンローと共に。



              灯台。

              IMGP7258-w.jpg

              島に渡ってぐるぐる走る。
              服を干して寝る準備。
              灯台前の公園にテントを張らせていただいて眠った。
              疲れきってぐったりだった…

              だがしかし1時間くらい寝た明け方頃に若者の団体が騒ぎだした…
              そしてテントだ野宿だと騒がしい…
              これがあるから公園にテントを張るのは難しい。
              まぁ悪いのはこちらだが。
              野宿は道の駅がおすすめである。

              朝は雲がどんよりだったが予報では10時頃に晴れるとのことだ。
              角島リベンジが始まる!!!!!

              この日の移動距離



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