この日記は八月末の九州縦断の旅の最終回になります。
朝。
根占の公園で目を覚まし、台風接近による強風にバタバタと煽られたフライトシートを畳むのに苦戦を強いられる。
足はどうやら多少は歩けるくらいに回復した様子。
ここ南大隈町は何もかもが初めての土地だ。
僕の探究心をゲップが出るくらい満たしてくれることを期待する。
「天然温泉」という看板を掲げているのにその湯に浸かることなく過ごしてしまった施設を通り過ぎる。
何だか作法を無視した無礼者のような気分になる…
10代の頃、牛丼屋で卵掛けご飯だけ食って出たあの時のような感覚。
バイクに火を入れて300mも走り出せば「んなこたぁどーでもいいんだよ」ってなるんですけども。
セブンイレブンのコーヒーが寝起きの体に染み渡る…
南大隈町の中心街を流れる雄川渓谷の上流を目指して走る。
途中から田園の緑の眩しい田舎道を通り、完全に山道へと入って行く。
雄川渓谷上流へと続く道は実は乗用車は通行禁止で軽自動車までしか侵入できない。
それくらい狭いわけだがバイクならどうということはない。
電波塔を横切って「おいおいホントに道合ってるのかコレ」と不安に思い始める辺りで駐車場にぶつかる。
駐車場には早朝だというのに軽自動車が止まってた。
さぁここからは徒歩でちょいと歩かなきゃならない。
とはいえ気持ちいい山道だ。
杉林を越えて竹林を越えてゆるやかなアップダウンを少しばかり経て中流に差し掛かる。
すると早朝から泳いでるご機嫌な中学生達や高校生が。
まだ七時すぎだというのに元気なもんだなと関心した。
何やらものすごくきれいな川のようだ…期待に胸がふくらむ。
やがて滝見橋という大きなループ橋に辿り着く。
橋をくぐれば…雄川渓谷上流だ!!!
度肝を抜かれた…
想像を越えてものすごい透明感のあるエメラルドブルーの水…
川底は粒子の細かいきれいな白砂なので川と砂の岸との境目がわかりにくいくらいだ!
ほんとものすごい清流…なんじゃこりゃあああああ!!!!
先日の菊池…いつぞやの長野の阿寺にも負けない青さ…水の美しさ…
規模こそ小さいものの、透明感ならば僕が今まで見た水の中でも随一だ。
足の怪我も忘れて遊歩道をいそいそと走る。
目の前に出て来たお目当ての雄川の滝は…………
マジたまらん!!!!!!
なんぞこれ、なんぞこれええええ!!!!
大地の末端をえぐった荒々しい岩があらわになっているかっこええ魅力的な姿!!!
滝の壁面は幾何学模様の節理と壁面の伏流水が独特ですこぶる美しい…!!!!
日によってはものすごく吹き出してる日もあるそうな。
僕が見た日はそんなに多くはないのだろう。
しかし本当に美しくて見た事がないタイプの滝だった。
落差46m。
滝の上流に発電所があるらしく取水口になっているそうで水量は少ない滝だ。
コバルトブルーに輝く水面だけでなんぼでも見てられる美しさだ!!!
巨大なゴツゴツの岩場を越えて滝壺へ突っ込んでく。
もうこの時点で荷物やらズボンやらシャツをテイクオフしてしまってる松倉さん…
濡れようがおかまいなしでざぶざぶと突き進む。
何せこちとら長旅なもんで着替えにゃ困らんくらい服はあるのだから。
水がむちゃんこ冷たい!
滝壺はそんなに深くなくてだいたい僕の胸までつかるくらいだ。
こんなに浸かってまで撮る必要が何故にあるのかというと…
ただ一つの問題があるからだ…
ただ…ただひとつ…ここは朝に訪れるとどうしても逆光になってしまうのだ!!!!
岸壁で太陽を隠して撮影するには奥まで突っ込んでくしかないのである。
最大のミスだった…というより予想だにしてなかった…
これが逆光でなく順光だったならどんなにきれいに撮影できたろう…
悔しくてたまらんかった……
ホントは写真の何倍も何倍も美しいのだ。
青も透明感でいっぱいで岸壁ももっと美しい色なのに…
日陰や逆光ギラギラの中では僕の技術ではキレイに撮れない…
画像検索しても皆さん苦労されているようだ…
ここには3時くらいに来るのがベストっぽい。
実際にホントこんな写真の何十倍と美しいんですよ…。
しばらくすると家族連れがやってきた。
胸までつかって撮影してる僕を奇妙なヤツだとさぞ思ったと思うのだが、お父さんはそんな僕を見て何と浸かりだした。
浸かりたくもなるよね…どうにかきれいに撮りたくなるよね…
どうにもうまく撮れないようでお父さんは諦めて岸へ上がってった。
僕はというとどうにかこうにか粘ってた…
大雨の後や上にある九州電力のダムの放水時はこの穏やかな滝もものすごい瀑量になる。
その時には本当に最高の姿なのだという…。
確かに今はちょろちょろだ…
伏流水も多い時は白糸のように美しく吹き出しているという。
今でもこんなに美しいというのにさらに美しいとなると…たまらんだろう…
僕が見た雄川の滝でもう充分にマイ滝ベストランキングの上位にランクインしているというのに…
九州の東部で見たいものはもうかなり見て来たと思ってた。
心残りだったリベンジも果たせたし、しばらく九州東部をバイクで回る事もないだろう…そう思ってた。
次は産業遺跡を巡ろうかなんて思ってたのだが…
ここにきて大きな大きな未練ができてしまった。
いつか瀑量の多い時、順光の時を狙ってこの滝を撮ってみせる…と心に決めた。
そんな時、途中で女子大生らしき一行が現れた…
こんな早朝に!!!
ヤバい…何を隠そう僕はズボンをテイクオフしている状態である。
浸かってりゃバレやしないぜ!!なんて思ってたんだが…
「ダムの放水がありますので川に入らないでください」
とのまさかのアナウンスが!!!
全く予期せぬ状況に!!
運悪くちょうど滝壺にいた僕…
しかし出たらパンツで川遊びしてるオッサンの変態の誹りを受けること間違い無し…
出るに出れない状態で首から頭だけ出した状態で滝壺から少しずつ離れる。
カメラは三脚で濡れないように水面からひょっこり。
ただでさえ怪しい姿だが仕方あるまい…
イメージとしては水面をのんびり泳ぐヌートリアのごとく余裕綽々ぶっているのだが…
実際は冷たい水でキンキンに冷やされつつ出るに出られぬアリ地獄なわけで…
幸いな事に女子大生らしきパーティはわりと淡白で記念撮影して帰った。
これは脱出チャンス!!!!
ザバッと勢いよく立ち上がって滝壺から離れようとした時…
………放水が始まる。
ぬおおおおおお!!!!
カメラだけは濡らすまいと庇いながら走る。
が、白砂に足を取られてなかなか進まない。
背中にズドドドドドという轟音を感じながらの脱出だった……
マジで怖かった。
これはシャッターチャンス!!と振り返った時には放水は終わってた…
どうやらちょっとした小規模放水だったようだ…
次は水着を持って順光の時間にこよう…
駐車場に戻ると驚いた事にボルボやらワゴンが停まってるではないか。
あの幅を走ってくるとは…たいしたもんだ。
みんな鹿児島ナンバーだったので地元の人だろうか?
水着に着替えて川遊びをするようだ。
そして雄川渓谷を去る。
規模こそ小さいものの滝壺のある場所は大きく本当に素晴らしい場所だった…
佐多街道へ舞い戻って岬を目指す。
17時には志布志港へ行かなくてはならないのでそんなにのんびりはしてられない。
にも関わらず昨日のリベンジがしたくて西原展望台へ。
また7キロの山道を走るのは骨が折れた…
なんせアメリカンバイクなので峠にゃ強くないのだ。
展望台はやはり台風が来てるんでとんでもねぇ風でした。
しかしながら何とも美しい景色が広がっておりました。
ものすごい風の中、ベンチには老夫婦が。
奥さんが外国人の旦那さんを膝枕してのんびりしてたのが何だかすごく絵になって印象的だった。
風に煽られて昨日の鐘が鳴り響いているのがなんともマッチしていた。
絶景かな…。
午後二時まで晴れとの予報は間違ってなかった!!!
最終日にしてこの幸運!!!
雲がちょっとばかり多いけれど台風めっちゃ空気読んでる。
最初の二日間は大雨にやられたが大気もいキレイになって結果的には天候に恵まれた旅だった。
山を下って再び佐多街道に合流し、ひたすら南下し続けて鹿児島のハサミの先を目指す。
美しい海沿いの道はホント飽きがこない。
佐多エリアに着く。岬まであと20キロといったとこか。
なんと料金所が潰れていて入場無料になっているじゃないか。
悲しいけれどこの岬も観光地としてはかなり廃れてきている様子…
有名な廃墟なんかもあるそうで非常に気になるのだが時間も押しているので先を急ぐ。
ぐるぐると峠を走ってようやく見えたこの看板!!!!
日本本土最南端!!!!
正直なところ本土とか内地とかいう言い方は実はあんまり好きじゃないんだけども。
離島なんて淋しい言葉使わないで全部ひっくるめてジャパン、日イヅル国でいいだろって思ってるんですけどね。
でもこの看板の文字と愛車を一緒に撮影したこの時ばかりは本土最南端の響きが嬉しくて誇らしく感じました。
とうとう九州を最北から最南端まで縦断達成だあああああああああ!!!!!!
何だか男としてちょいとばかり成長できたような…そんな気がした。
本土最南の電話ボックス。
灯台をイメージしているようだ。めっちゃかわいい。
誰か大切な人に電話してね!と書いてたのだがドアが固くて開かなかった。
ハローこちら佐多岬。
でーっかいガジュマルの木。
キジムナーが住んでそうだ。
マジででかい。
トンネルを越えて灯台の見える展望台までちょっとハイキング。
神社に参拝してみたり。
開聞岳を眺められる場所を探してみたり。
うっすら見えるこの開聞岳の美しさ……
薩摩半島南端にあるこの美しい山は見事な円錐型をしていて別名、薩摩富士ともいう。
南薩火山群の中でもぶっちぎり美しい山だと思う。
標高924mと低山ではあるが海抜0m付近からの登山なので実際に登るともうちょい高いそうだ。
日本百名山にも選ばれていているが、中でも例外的に低い山だ。
百名山の基準は1500m以上なのだが選出されたのは例外的な美しさってことでなんだろう。
独立峰なので頂上からは360度の展望が見られる。
南西部は海に面していて最高の景色だそうな…
太平洋戦争時代に知覧の特攻基地から飛び立つ戦闘機はまずこの開聞岳に進路を取ったそうだ…
富士山にも似たこの山に故郷や家族、恋人への別れを告げて南方へ向った…
つまり彼らにとっては最後に見る日本の景色だったわけで…
このことを知ってからずっといつかこの山を日本人として見たいと思っていた。
とはいえ指宿は遠く、なかなかいけなかったのだが海を挟んでこうして眺める事ができるとは…
彼らがしたためた手紙や辞世の句は本当に涙無しでは見られない…
残った写真にはみんな笑顔で写ってて…どんな想いだったのかと…
大切な人のために国のためにと信じて散ってった彼らの目には現代の日本はさてどんな風に写るんだろうか?
英霊達が命をかけて守りたかった日本という国に住む人間としてちゃんと顔向けできてるんだろか…なんて思うのだ。
ずっと長い間、愛国心って言葉にしにくい時代になってたなと思う。
実際に心で思うばかりで言葉にはしてこなかった。
それには僕らではどうすることもできないよな圧力とかもあったと思う。
漢字も変えられたし、字の読む方向も矯正されたり。
教科書には大東亜戦争で日本が植民地支配から解放させ文明開化をもたらした多くの国への功績については一切書かれてない。
ねじ曲がった歴史観を植え付けられている。
僕はこれがとても悔しくて…彼らに申し訳なく思う…。
あ、もちろん戦争を肯定してるんわけでないですよ。
すんごい反対です。
もっと僕らはこの言葉を堂々と大切にしていいんじゃないかと僕は思う。
自分の育った国を好きになって何が悪いのかと思うんだが…。
日本大好きー!から始めたらいいんでないかなと…。
こんなステキな国はないって僕は思うんだけどね。
僕は自慢したいよ。
平和だし四季があって美しい場所いっぱいだよ。
そんなわけで僕は超微力ながら日本の素敵な風景を写真に撮ったり描いたりで文化的な交流で色んな人に日本すげぇいいだろって発信していきたいと思ってたりするんです。
そんなこと考えながら開聞岳を見ているとぼろぼろ泣けてくる。
どうかこれからの日本を温かく見守ってくださいと祈る…。
そんな時に日本人の観光客から写真を頼まれる。
ここで撮ってもらおうぜ!!とはしゃいでおる。
客「take photo?」
客「please」
僕「……」
……いや、日本人ですけども…。
たった今、ものっそいそれを誇りに感じてたんですけども……
日に焼けてるので今回はどこの国の方に変換されてたんでしょね…
気を取り直して佐多岬の灯台の見える展望台へ。
こちらは中を見学することのできない。
超灯台らしい灯台って感じだ。
すげーたくさんの船に航路を示して来たんでしょうね。
岸壁の上に佇む白い円筒形…
何だかめちゃくちゃかっこええお姿です。
やっぱロマンですね。
ロマンの塊。
かっけーーーー!!!!
まさにここが縦断ゴール地点にふさわしい。
本当に素晴らしい旅だった……得たものは本当に大きい。
おかげで黒っ焦げで目はクマだらけで足がいよいよまともに歩けなくなってしまったけど。
さてここからは旅の終了式といえる帰路へ続く旅路だ。
岬から佐多街道を引き返し、最後に展望台にちょくちょく寄りつつ先を急ぐ。
名残惜しさでいっぱいになりながら鹿屋に辿り着いて志布志へと急ぐ。
九州最後の目的地、「志布志市志布志町志布志港」。
しぶしぶしぶし…
途中の道の駅で撮影。
前回も撮影したけどこのオブジェ、いったいどんな意味があるのだろう??
いや、かっこいいんやけども。
対決してるよにしか見えん。
でもこのメタル感たまらん。
子供おおはしゃぎ。
一車線の220号は大渋滞で出航にあわや間にあわんかという追い込まれっぷりを最後に披露。
事故だからしゃーないんだけども…こういう時動脈道路が一車線ってのは何とも困るもんだね。
いよいよ台風が真近くまで接近してきたようで急激にどんより曇って雨が降り出して来た。
出航はするようなので問題なく乗船。
いつも南港で眺めてたこのフェリーに乗る日がいよいよ来たか…
阪九と比べるといささか…いやけっこう…かなり見劣りするが長い歴史を重ねてきたからだろう。
共同部屋の雑魚寝でさらにお高いんだが…何せ鹿児島から大阪まで行ってくれるのは何ともありがたい。
航路と距離に関してはとても魅力的だ。
バイク乗り場には色んなナンバーのバイカーでいっぱいだ。
大阪着いても名古屋や横浜まで帰らなきゃだよー…とボヤいてた。
それはマジでしんどいだろうな…
もう僕もヘトヘトだった。
船は志布志を発って四国の南部を進んで和歌山から北へ進路を取って南港を目指す。
展望デッキは360°展望ではなくて片側しか見えない。
デッキで夕日を眺めながら鹿児島へ、九州へ別れを告げる。
別れの言葉はすこぶる長い…
前回は南大隈、佐多岬を除いて由布院を足したほぼ同じようなルートを辿った上に桜島、霧島やえびの高原、湧水町、そして福岡まで引き返し、角島にカルストまで行って広島に。
さらにしまなみ街道をチャリで愛媛まで漕ぎ、さらに岡山から小豆島を数周して神戸→家というとんでもないコースだった。
あの頃の体力は今はない…
とはいえ前回はビジネスホテル使ってたから楽だったんだけど。
しかし宿代に関して言えば今回は7000円かかってないのだから驚きだ。
テント泊で早朝行動できることでより多くの感動にも出会えたし、夜は遅くまで行動できた。
内容の本当に濃い日々だった…
思い出して噛み締めながら小さくなってく九州を眺めてるとこみ上げてくるもんがある…
台風の風と小雨でデッキは荒れてたけど夕日が落ちるまではここにいたかった。
夕日が沈んでいよいよ雷雨が九州を覆い始めた。
船は台風から少し南に外れているのでずーっと眺めていられた。
何故だか中に入ろうと思えなくて。
辺りが暗くなった時に何となく目についた場所があった。
あれは…都井岬じゃないのか…?
高い丘が見える…あれは馬がいた馬糞丘ではなかろうか…?
そんな時にチカッと光った上下の2つの灯台…
間違いなく都井岬だ!!!
ぶわっと涙が吹き出してきた。
こみ上げてこみ上げてもう無理だった。
最後になんて粋な計らいをしてくれるんだろう…
ありがとうありがとうと何回も言うしかないじゃないか…
あぁなんて愛しいのだろうか…
さよなら九州…本当に大好きでたまらなく大好きだ…
やがて山の稜線だけしか見えなくなり…それさえもわからなくなる…
でも灯台の光だけは四国に入ってもずっとチカチカと見える…。
見送ってくれている気がして…見えなくなるまで数時間ずっとそこにいた。
またおいでと言ってくれてるんだと思い込んでおいた。
そしたらまた来れる気がするので…。
またね、九州。
必ずきっと。
バイバイ。
橋を通過するイベントもないので今日はおもっきし寝てやるぞと思ってたんだが赤ちゃんと同室だった…
赤ちゃんは泣くのがお仕事なので仕方ない。
それよりは某大学のテコンドー部の超団体が超うるせぇ…。
レストランのバイキングがお高いのでスルー。
営業時間終了間際のバイキングはいらねぇぜ。
チンするホットスナックの自販機が今宵のメニューだ。
食ったら部屋に行って荷物整理。
デッキにでてしばし雷を眺めて風呂へ。
風呂はまぁまぁ広くてよかった。
テコンドー部うるせぇ。
同じ部屋の家族連れやおばちゃん達としばし談笑して、退屈そにしてた男の子と船内探検隊を結成して遊んだり。
そして就寝。
テコンドー部うるせぇ。
ーーーーーーー。
朝5時。
みんなを起こさないようにそーっと船室を出てデッキへ。
もちろん目的は朝日だ。
台風はどこへ行ったやら…なんとも爽やかな朝だ。
椅子に腰掛けて日が昇りきるまでずっと眺めてた。
船の上ならどこでみる朝日もきっと最高だ。
もうここは九州ではない…ないんだけど日本の領海であり和歌山県沖だ。
だから淋しくなんてないぜ…。
朝ご飯は600円のバイキング。
まぁうまかった。
窓側の席に食材たっぷり乗せたお盆を置いてたのに老夫婦がきて勝手にお盆を違う席に動かされて席取られた。
このクソジジイ…と頭に来たが我慢。
動かされた席の後ろは…
テコンドー部うるせぇ。
昨夜遊んだちびっ子にガチャポンをプレゼントし、船を降りてバイカー達に別れを告げる。
南港から家路へバイクを走らせる。
それにしても大阪の道はやはり気がめいる…
こうして僕の九州縦断+山口がちょこっとの長い長い道のりの旅は幕を閉じた。
足の怪我は旅から帰って籠ってたら治った。
走行距離はだいたいこんな感じ。
年食って振り返った時、輝かしい若かりし頃の旅の軌跡になるのだろうなぁ。
そんな旅だったと確信している。
30代の青春を語るのにはずせない時間でございました。
ふうぅ…
長かったこの旅の日記もとうとうおしまい…。
いやはや長文でしたホント。
読んでくださった皆さんホントにありがとうございました!!!
そして次は四国か北海道に行きたいと企てているのでした…
おしまい!!!!!!